公認会計士試験の合格者はほとんどが講座を利用
公認会計士試験を独学で勉強しようと思っている人がいるかもしれません。
しかし、合格者のほとんどは資格予備校の講座利用者がほとんどで、独学は無理・無謀だと言われています。
もちろん、中には独学で公認会計士になった人もいますが、最短距離で公認会計士になりたいなら、絶対に独学を選ぶべきではありません。
東大生であろうと、早慶出身であろうと独学を選ばず大半がダブルスクールで公認会計士試験の勉強をしています。
勉強時間の管理が難しい社会人ならいうまでもありません。
公認会計士になるには、TACや大原といった資格予備校の講座を受講して勉強することをおすすめします。
なぜ独学で公認会計士試験を目指す?理由は
合格率10%程度で、資格予備校に通っても3年はかかると言われる難しい試験をあえて独学で目指す人はどんな理由があるのでしょうか。
お金がない
独学を選ぶ圧倒的な割合が、費用の問題でしょう。
初学者であれば、公認会計士講座は80万円ほどかかってしまいます。
大学生や新卒で就職した新社会人にとっては、個人で負担できるほど安いお金ではありません。
しかし、公認会計士には興味があるため、独学の勉強法を採用することになります。
公認会計士試験は試験科目が多いだけでなく、試験範囲も膨大。
したがって、参考書は問題集中心で教科書的なテキストはありません。
試験員が執筆している関連書籍などを使って勉強することなりますが、試験範囲を過不足なく網羅しているとはいえず非効率。
さらに、たくさんの参考書や書籍を購入する必要があり、結果的に費用もかかってしまいます。
試しに公認会計士試験の勉強してみる
公認会計士に興味があるけど、勉強初心者で高い講座を払ってまで挑戦する決心がない人は、お試し感覚で独学で関連書籍を利用して勉強する人もいます。
この場合、本気で公認会計士を目指そうと思ったときは独学を限界をしり、講座を申し込む人が多いです。
この手順は実は経済的・効率的かもしれません。
上記でも説明した通り、公認会計士試験の講座費用は非常に高額。
いきなり申し込んで、後からやっぱり合わない理由で辞めたくなっても、全額返金されるわけではありません。
独学なら試験勉強を止めたときの損失は最小限にとどめることができます。
独学ではなく、資格予備校の対策が必要な理由
圧倒的な割合で講座を受講する公認会計士試験の合格者。
なぜ、公認会計士試験の合格を目指す場合は講座を利用するのか紹介していきましょう。
効率よく試験対策ができるテキスト・カリキュラムで勉強できる
独学を選ぶ理由でも紹介したように、市販の教材では効率よく勉強できる参考書や書籍が充実していません。
資格予備校の講座なら、試験範囲に沿ったテキストを使って勉強できるので過不足なく対策可能です。
また、公認会計士試験は1.5年または2年の学習期間を要することが多く、この長期間を効率よく勉強するためのカリキュラムが非常に入念に作りこまれています。
インプット及びアウトプットを重ねながら試験範囲を網羅し、合格を実現できる学力を効率よく習得できのが公認会計士講座の魅力。
専門性が高く、勉強していて分からない論点があっても、講師に質問してもらえるので、着実に知識を定着させていけるのも独学にはない特長です。
最新の改正論点を網羅している
公認会計士講座の教材は、最新の法令や改正論点に対応しています。
日本の会計基準はIFRS(国際会計基準)に移行中であるため、会計処理や基準が変わることが多い。
試験では結構問われるポイントです。
独学の場合は、自分で対応しないとけませんが、意外と分かりづらかったり、そこまでのねん出時間を作るのは困難。
講座の受講生なら、教材や模試に従って対応し、不明点がわれば講師に質問できるため、例え改正論点があっても全然心配ありません。
自分の立ち位置が分かる
公認会計士試験の合格者の割合は圧倒的に資格講座利用生が多く、そのほとんどはTACか大原の受講生です。
したがって、いずれかの講座を受講しておくと、自分の立ち位置が分ります。
模試や確認テストなどでは成績判定が出ますが、自分がどれくらいの位置にいれば、合格できるか分かるようになります。
自分の現在地を把握できれば、それに必要な対策や課題も見えてくるため、独学のように無計画な勉強に陥ることもありません。
まとめ
今回は公認会計士試験の独学について紹介してきました。
独学はお試し感覚で始めるのは良いけど、試験範囲を網羅したテキストがないのが問題。
費用が安く浮いても試験に合格できなれば意味がありません。
本気で公認会計士試験に合格したいなら迷わず、予備校の講座を受講することをおすすめします。
下記のサイトでも公認会計士試験に合格したいなら独学回避が推奨されています。
ぜひ、一読してみてはいかがでしょうか。